ご挨拶

 今、1人の念仏者として、この世代でどうしてもやっておかなければならない、と思うことがあります。

 それは、不世出の宗教家である山崎弁栄上人の思想と教学が、後世の人に学ばれるようにすることです。

和田寺住職 遠藤喨及


山崎弁栄上人

1)残念ですが…

 1つ残念なことがあります。それは、現在弁栄聖者の著作として出されている光明体系の書籍を元に、弁栄教学を系統だてて学ぶことがほぼ不可能だということです。

 それは現存の書籍が、かつて全国に散逸していた遺稿を寄せ集めたものにタイトルを付けて本にしたものであることも、原因の1つであるかと思います。

 光明体系の本を購入してはみたものの、読解することは難しい、と感じられた多くの方々がいらっしゃることの原因は、ここにあるのではないかと思われます。

 またこのことは、僧侶や学者また研究者で、光明主義念仏を弘通せんと願って来られた方々が、さぞ胸を痛められて来られたのではないかと、拝察致します。

 

2)聖典とすべき弁栄聖者の遺稿ですが…

 小生もまた念仏興隆を願う1人として、このことに強く心を痛めて参りました。

 それは、弁栄上人の思想、哲学、悟りの深さは、世界のどこにも比肩のできないものであり、古今東西の宗教や思想を網羅し、かつ超える内容を持つものであるのは論を待たない、と信じているからに他なりません。

 弁栄教学を現代に、そして世界に広めたい、それが小生の永年に及ぶ願いでありました。

 そもそも経典や聖典など、後世に読み継がれる書物は、長年の編纂を経た上で残っています。その結果、どんな時代でも読み継がれて行くことが可能となり、さらに翻訳され世界に広がっていったものと思います。

 「ならば弁栄聖者が遺された原稿は、聖典となるべく、編纂されるべきものではないか? それなのに原稿を集めただけの状態で、未だ編集されることなく100年近く経っているのは、あまりにももったいないことではないだろうか?」 そう思ったのです。

 

3)やがて願いが生まれました。それは…

「一体どうしたら、弁栄教学を現代に世界に広めることが可能になるだろうか?」

 そう自問自答してきた小生は、弁栄聖者の著書を現代人が読めるように編纂することを願うようになりました。そしてそれを、各国語に翻訳したいと願うようにもなりました。

 「それには、山崎弁栄上人が残されたすべての原稿を、徹底的に整理編纂することから始めなくてはならない。」

 そう思い立ち、ある日、1人の編集者に白羽の矢を立てました。

 

4)八年間に亘り、膨大な時間をかけた編集の結果…

 それは、西川嘉門さんという方でした。氏は、仏教書の老舗として知られる法蔵館という出版社や講談社等で、長年仏教書などの編集に携わって来た方で、編集した「明恵ー夢に生きるー」(河合隼雄著)では、講談社賞も受賞されています。 

 小生は西川氏に、「どんなに時間がかかっても良いから」と、弁栄聖者の遺稿編纂の仕事を依頼しました。

 氏は小生の願いに応えてくれました。そして、まるで生涯のすべてを傾けたかのように粉骨砕身、細部に亘って綿密な仕事をしてくれました。

 光明体系だけでなく「み親のひかり」などの元原稿も含めて、約八年もの歳月をかけて編纂。そうして生まれたのが、上・中・下三巻の著作選となったのです。

 一読して小生は、「これなら誰にも、これが後世に読み継がれるものであることをご理解頂けるに違いない」、そう確信致しました。

 

5)弁栄教学が後世に伝えられますように…

 皆さまにお願いがあります。

 光明主義の聖典ともなるべき、「弁栄聖者・遺稿著作選」事業のサポーターになって頂けないでしょうか?  

 おそらく各巻四千。上・中・下の三巻セットで一万二千程度の金額になると思います。 

 ところで小生にとっては何よりの吉報がありました。それは法蔵館に、1000部の購入予定者があれば出版する、という約束を西川氏が取り付けて下さったことです。これは弁栄教学が一般読者に読み継がれることを意味します。

 したがって小生は、今の時点で“ご寄付をお願いします”と申し上げるつもりはございません。

 ですが、“山崎弁栄上人著作選が法蔵館より出版されたあかつきには購入する”、という旨のご署名を頂けないでしょうか? 

 実際に手に取って頂き、お気に召さない場合には、ご返品になっても結構でございます。

 弁栄教学がいつの時代でも読み継がれ学ばれていくためのプロジェクトにご賛同頂けないでしょうか?

 お名前等が頂戴できましたなら、幸甚でございます。

 小生伏しまして、心より心よりお願い申し上げます。

 どうかよろしくお願い申し上げます。

 念仏興隆を願って筆をおきます。 三拝九拝 

下記は、小生の出版物に掲載されているプロフィールでございます。どうぞよろしくお願い致します。尚、ご署名は当サイトのフォームからお願い申し上げます。合掌

  

<遠藤喨及(えんどう・りょうきゅう)プロフィール>

 和田寺タオサンガ道場代表。タオ指圧創始者、音楽家でもある。「<気と経絡>癒しの指圧法」(講談社)「気の幸福力」(法蔵館)など八冊の著書があり、いずれも数か国語に翻訳されている。音楽家としてはメジャーレーベルより発表した6枚のCDがあり、テレビ・ラジオでオンエアーされている。

 タオサンガ道場は、国内2か所、世界八か国にあり、いずれも念仏道場、指圧校などを運営している。http://taosangha.com